大山寺紹介

四国別格二十霊場第一番札

四国三十六不動霊場第一番札所

〒771-1320
徳島県板野郡上板町神宅字大山14-2
TEL : 088-694-5525 FAX : 088-694-6457

【御詠歌】
さしもぐさ たのむちかひは 大山の 松にも法の 花やさくらむ
【御真言】
オン バザラ タラマ キリク

 本 尊 千手観音菩薩
開 山 西範僧都 弘法大師
宗 派 真言宗醍醐派

源平合戦絵馬

源平合戦絵馬

 

縁起

 大山寺は阿讃山脈東部の大山の中腹にあり、千四百五十余年前に開かれました阿波仏法最初の寺院です。後に、弘法大師阿波入国のみぎりに、密教道場に最適の場所として山号を仏王山とされ、印度の須弥山にちなんで大山寺と名づけられて、西方笹原にあった当山を現地に移転し、諸堂を整えられると共に、恩師恵果和尚より授かった千手観世音菩薩を奉安し、当山を拠点に四国霊場を開創されました。  寿永三年、源義経公は屋島合戦の折り、奥の院の黒岩山太郎坊をたずね勝利を祈願し、戦勝後に三宝荒神像、初音のつづみ、愛馬「薄雪」などを寄進、髪懸堂一宇を建立し、本尊の御加護にむくわれました。元仁元年には土御門上皇も御登嶺になって、祈願所と定められ、寛喜年間には当山で上皇の病気平癒の大祈祷会を修しました。  蜂須賀公の信仰も厚く、三代の忠英公は本尊の霊験に感謝するため諸堂の修理をして祈願所とし、供物料として山林田畑を寄進、七代の宗員公は武運長久と国家豊饒のため梵鐘を寄進された。現在の大師堂も藩主の命により文久三年(1863年)再建されたもので神変大菩薩・聖宝理源大師像も国守の寄進したものです。なお、一般庶民の尊崇も厚く、縁結びと開運祈願の寺として知られています。  境内には、本堂・大師堂・緑の神王の他、三宝荒神王・山頂には行基菩薩や聖宝尊師が修行された、奥の院の波切不動尊・黒岩大権現堂があります。  当寺出土の経筒は大治元年(一一二六)の文字が刻まれており重要文化財指定、境内の老桜・大楓・大杉・枝垂銀杏は町の天然記念物に、周囲一帯は阿波一二勝の一つに選ばれています。

 

年中行事

 
  • 1月1~3日                修正会
  • 1月第3日曜日          本尊初会式(大般若・大護摩供)・力餅
  • 節分より21日間       星祭り祈願祭
  • 4月第1日曜日          縁結び祈願祭
  • 5月5日(ささまつり)  厄病除け・病気平癒祈願会(笹酒授与)
  • 土用の入りより1ヵ月間      夏祈祷
  • 8月最終日曜日         奥の院黒岩山波切不動大祭
  • 11月23日                 三宝荒神大祭・全国信徒物故者慰霊法要