初めてのおへんろさんへ
お遍路に出かけるのはお大師様や仏様の所を訪ねる事と思って下さい。慣れるまでは大変ですが、お参りするときのマナーや心がけが大切です。お大師様に叱られないように!頑張って参りましょう!お大師様が見ています 同行二人
お参りをしている理由は様々です。急いでいる人もいれば休んでいる人もいます。それぞれの事情があるのが当たり前ですが、いつもより心を広くして迷惑をかけないようにしましょう。それはお寺の中だけじゃなく、車の中でもご飯の時でも。道に迷っても助手席の奥さんに当たってはいけません、お大師様が見ていますよ!上のような装束はいかにもお遍路さんといった感じですね。
でもなかなかそろえにくいと思います。必ず身につけて欲しいものを挙げてみました。
①金剛杖
お杖はお大師様の身代わりです。足の丈夫な人でも必ず持つようにしてください。
②輪袈裟(ワゲサ)
お参りの時の正装具です。
③数珠(念珠)
想いをこめるから念珠とも言います。お大師様の真言宗では特に重要視します。
④白衣(白い服)
白衣は「南無大師遍照金剛」と書かれてなくてもかまいませんので、無地の白い服を着て下さい。派手な色の服は巡拝中はふさわしくありません。
この4つを身につけて鏡を見て下さい。
「お遍路さん」らしくありませんか?街中では目立つかもしれませんが、四国では馴染みます。お寺を廻っていくうち、益々しっくりといくようになります。
輪袈裟について
よく忘れがちなことなのですが、トイレでは輪袈裟(ワゲサ)をはずして、ポケット等にしまってから用を足してください。トイレは「ご不浄」と言うくらいですので、清浄な袈裟はつけることを嫌います。また、よくよく忘れやすいのですが、食事中にもはずしてください。